ミック・シューマッハ
ミハエル・シューマッハの息子である、ミック・シューマッハは199年3月22日ドイツ生まれのレーシングドライバーである。2008年からカートレースを始め、2015年にF4、2017年からヨーロッパF3に参戦し、2018年にチャンピオンに輝いた。2019年よりフェラーリ・ドライバー・アカデミーに籍を置き、FIA F2に参戦、2020年にチャンピオンを獲得。2021年より、ハースからF1に参戦している。シューマッハは、2008年からモータースポーツのキャリアをスタートさせた。デビュー当時は父の知名度による過度な注目を避けるため、母コリーナの旧姓を使用してミック・ベッシュという登録名で参戦していた。2015年はF4で総合10位となり、翌2016年はイタリアの名門プレマからイタリアF4参戦を果たす。ここではシリーズ2位でシーズンを終えた。F3にステップアップした2017年は、プレマからヨーロッパ・フォーミュラ3に挑戦する。だがF3での初年度は総合12位と本領を発揮できずに終わってしまう。同カテゴリー2年目の2018年はシーズン8勝をマークし、ポイントランキング独走で総合優勝を果たした。同年の終了時にはF1レースに必要なスーパーライセンスポイント取得を満たしたものの、結果的に飛び級でのF1昇格とはならず、翌2019年からはF1直下のカテゴリーであるF2へ身を投じる事になった。
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その後の成績
2019年1月、ミックはフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に籍を置くこととなった。父ミハエルはメルセデスの育成プログラム(※カール・ヴェンドリンガー、ハインツ=ハラルド・フレンツェンとともに当時はメルセデス三羽ガラスとも称された)を経てトップレーサーとなった。メルセデスからもミックには声がかかっていたとされるが、結果的には父がF1で成功を手にしたフェラーリへの恩義を選択した形に。だがミックはプレマ・レーシングからF2参戦となった2019年、タイトル争いに絡むことはできず。ハンガリーのスプリントレースで1勝をマークしたのみで、年間12位に終わった。迎えた2年目の2020年は序盤はカラム・アイロット、ロバート・シュワルツマンらがポイントを先行する中、シューマッハは出遅れる形に。だがハンガロリンクで行われたレース1、レース2ではともに3位フィニッシュを果たし、ここから着実にポイントを積み重ねていくレース巧者ぶりを磨き上げていった。モンツァとソチで行われたフィーチャーレースで2勝のみながら、着実にポイントをもぎ取るスタイルで年間215ポイントを獲得し、2020年のF2年間王者に輝いている。