ダイバーが発見したものは骨の髄まで感じる恐ろしいもの!

11. 紅海のSSティセルグロム号

スエズ運河の300キロメートル弱にあるSSティセルグロム号は世界でも最も美しい沈没船の一隻として知られる。 この船には70年も歴史がある。 昭和15年に、英国軍がサンダーランド付近で造船した商船だ。 一年後に航海を開始、エジプトにいる英国軍の在庫の補充をするためアレキサンドリアに向かっていた。 当時は、ドイツが地中海を制御していたのでSSティシルグロムはそこは素通りでアフリカに渡った。 スエズ運河を渡る前にいかりを下ろし停泊した。 クレタ島経由から飛行してきたドイツの爆撃機二機から功撃された。 爆弾500kgが甲板に直撃し紅海に沈没した。 爆撃はあまりにも激しいものだったので乗組員は救助艇に乗る余裕もなかった。 少数の乗組員はのちにHMSカーライル号に救助された。

紅海のSSティセルグロム号
THISTLEGORMダイビングレックRed Sea SpiritDiver

海軍大佐クストーが10年後に戦艦を探し、世界中の好奇心旺盛な探検家のアトラクションサイトになった。