ブルーノは最初、少し怖がっていました。トレーラーから出る勇気がなかったのです。それもそのはず、アンバーの父親が発見した場所から聖域まではわずか100キロしか離れていないのに、そんなドライブは彼女にとってまったく別世界のように感じられ、赤ちゃんサイにとっては怖いものだったのです。
アンバーのお父さんが車から降ろせなかったのですが、アンバーの声を聞くと、子犬のように尖った角と尻尾を振りはじめました。最初は用心深くトレーラーから出てきて、それから嬉しそうな勇ましい表情で管理人の方へ走ってきたのです。
そして、彼は驚くべきことをした・・・。

ブルーノの足取りは速くなり、やがてアンバーに向かってものすごいスピードで走ってきた。サイの赤ちゃんは小さいが、体重は45kg以上と重い。アンバーは、このサイの赤ちゃんを捕まえようと身構える。
しかし、ブルーノはアンバーが予想もしなかった行動に出た。アンバーに近づく直前、ブルーノは突然立ち止まり、アンバーの10センチほど手前で動かなくなったのだ。そして、腰をかがめてアンバーの顔を舐め始めたのだ。それ以来、アンバーとブルーノは親友になった。
それから3年、ブルーノはまだアンバーを怖がらせることができました。その時の様子をご紹介しましょう。
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