ロバート1世（スコットランド国王）
1306年から1329年まで、スコットランドの独立国家としての地位をイギリスから守り抜いた国民的英雄です。1314年のバノックバーンの戦いでロバート2世を破り、またイングランド王国に対する独立戦争においてスコットランドを率いたロバート1世は、最終的にはローマ教皇からの破門も解かれました。
ロバート1世の実際の姿とは・・・
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イギリスのグラスゴー大学の研究者たちはロバート1世と考えられている頭蓋骨型の一つを3Dスキャニングする事から始められました。フェイス研究所（リバプール美術デザイン学校を拠点とした研究グループ）の技術をさらに利用し、考古学者と共同でより現実的な顔の復元に成功しました。現在ロバート1世のお墓はダンファームリン修道院に、彼の心臓部分はメルローズ修道院に安置されています。
ユリウス・カエサル
共和制ローマの拡大に大きく貢献した古代ローマ皇帝、ユリウス・カエサル。ローマの皇帝として初めて英仏海峡、ライン川を越え、エジプトまでその勢力を広げました。「賽は投げられた」、「来た、見た、勝った」 、「ブルータス、お前もか 」など、今でも多くの人に知られる言葉を多数残したカエサルの姿は、つい最近まで誰もが一度は見たことのある定番の肖像画が使われていました。
ユリウス・カエサルの実際の姿とは・・・
ライデン国立古代博物館にはカエサルを3Dで再現したものが展示されています。この胸像は2018年に肖像画をもとに3Dスキャン技術によって製作されたもの。髪の毛やしわまでかなりリアルに再現されています。ローマ内戦に勝利し、終身独裁官となった後は社会改革を進め、多数の住民に市民権などを与えるなどしましたが、市民からの反感も多く、紀元前44年に暗殺されこの世を去りました。