蘇れ!CGを使って現代風に再現された歴史上の人物たち

ネフェルティティ

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ネフェルティティは、紀元前14世紀の古代エジプトのファラオだったアメンホテプ4世の正妃。このネフェルティティの胸像は古代エジプトの彫刻家トトメスが紀元前1345年に制作したものとみられ、1912年にナイル川河畔のアマルナで発掘されました。古代エジプト芸術のうち数多く模倣された作品の一つで、ネフェルティティは女性美の象徴として最も有名な古代の女性の一人です。

ネフェルティティの実際の姿とは・・・

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2018年、テレビ番組の「トラベルエクスペディション」でネフェルティティと考えられているミイラを3Dスキャンしデジタル化させる番組を特集しました。番組の中で古代芸術に命を吹き込む芸術家、パレオアーティストのエリザべス・ディーンズが500時間をかけてネフェルティティの胸像を立体映像として再現。ネフェルティティの肌の色については、発表と同時に大きな議論を呼びましたが、ミイラだった彼女がリアリティのあるネフェルティティとしてして蘇りました。

マクシミリアン・ロベスピエール

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フランス革命期の有力な政治家で代表的な革命家、マクシミリアン・ロベスピエール。普通選挙を推進し、植民地での奴隷制度の廃止、非キリスト教化や女性解放を唱えた現代民主主義の先駆者です。マクシミリアン・ロベスピエールは1792年のフランス革命戦争の中心人物でもあり、フランス共和国樹立後は共和国の首班となり、国王や政敵などの粛清を次々と行い恐怖政治を敷きました。

マクシミリアン・ロベスピエールの実際の姿とは・・・

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2013年に法医人類学者のフィリップ・シャルリエと形成外科医のフィリップ・フロッシュが共同してマクシミリアン・ロベスピエール顔をリアルに再現しました。マダムタッソー博物館がマクシミリアン・ロベスピエールを展示するために用いた頭の断面図と21世紀の先進的技術を利用して復元。フィリップ・シャルリエらによれば、政治闘争や自身の熱狂的な性格などにより、1794年7月に処刑されるまでにマクシミリアン・ロベスピエールは疲弊しきっていたと考えられています。