掃除のために部屋に入ると
スーザンが娘の部屋を掃除を始めたのは水曜日の午後。リンジーともう一人いる子供は学校で、夫は仕事に出かけていました。朝からずっと家事をしていたスーザンでしたが、娘の部屋を掃除するため意を決して掃除機などの掃除用品を持って、リンジーの部屋がある屋根裏部屋への階段を上りました。
いつもごちゃごちゃのリンジーの部屋。扉をあければ部屋から何が飛び出てくるかわかりません。彼女はそーっとドアを開けました。部屋に入ったとたん、スーザンは得体のしれないにおいに迎えられました。
何のにおい?
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スーザンは鼻をつまんでリンジーの部屋に入りました。娘は寝室でいつも何をしているのか、こんなひどいにおいの原因がさっぱりわかりませんでした。不快なにおいが立ち込める娘の部屋で、スーザンは手袋をはめて黙々と掃除を始めました。
どうやらそのにおいの元は部屋のいたるところに落ちているゴミ、食べかすなどからきているようでした。カーペットにはいたるところにシミがありました。リンジーはこの部屋でいつもスナックなどを持ち込んで食べていましたし、だらしのない彼女のこと。食べこぼしもそのままでした。このにおいは当然とも言えました。
そして、食べこぼしや部屋の散らばったごみやにおいなんて、スーザンがこの後に発見したものに比べたら全然大したことはなかったのです。