歴史の本が決して教えてくれないこと

皇帝マクシミリアン一世が死ぬまで身に着けていたガントレット

このガントレットは、皇帝マクシミリアン一世が身に着けていたと言われています。このタイプのガントレットは、中世の騎士や兵士が身に着けていた鎧の手袋です。この鎧の手袋は、接戦において攻撃を受けやすい前腕や手を守るために身に着けました。ガントレットには様々な種類があるのですが、これは今まで発掘されてきたものの中で最も美しいガントレットではないでしょうか。この「戦いの時に身に着ける手袋」は、革や鉄、くさび帷子などで作られました。ここでご紹介しているガントレットは、皇帝マクシミリアン一世が1519年に死ぬまで身に着けていたと言われています。マクシミリアン一世は常にこのガントレットを身に着けていたのでしょうか、それとも外すこともあったのでしょうか。その答えはまだわかっていません。

イヌイット（エスキモー）の人々によって作られた世界初のサングラス

太陽光が目に悪影響を与えるということをご存じの方は多いと思います。人類で初めてサングラスを使用したのは、4000年以上前から雪の中で生活してきたイヌイット（エスキモー）の人たちでした。このスノーグラスを着用し、紫外線と太陽光の照り返しから目を守りました。手掘りのサングラスには切れ込みがあり、そこから外が見られるようになっています。現代の研究者たちはこのサングラスが曇らないということに非常に驚きました。ただ一つ欠点を上げるならば、このサングラスをかけると視界がとても狭くなることです。