ルネ・ラリックの花瓶
2000年代の初め、イギリスのカップルがスコットランドのフリーマーケットでこの花瓶をたった1ポンド（約150円）で購入しました。かわいらしいデザインにひかれて買った花瓶でしたが、その後しばらくして使わなくなり、家の屋根裏にしまわれたまますっかり忘れ去れることに。2008年、彼らの住む町にお宝鑑定番組の「アンティーク・ロードショー」がやってきたことで、彼らはその花瓶の存在を思い出し、面白半分でそれをもっていったところ、なんとアールヌーヴォーのアイコン的存在のルネ・ラリックのものであることがわかったのです。彼らはその年にその花瓶を40,800ドル（約448万円）で売却しました。
ロシア製ブローチ
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イギリスのハンプシャー州のテア・ジョーダンがピンク色の石の入ったブローチを20ポンド（約3,000円）で4歳の娘のおでかけ用のアクセサリーとして買いました。娘はとても気に入りいつもそのブローチをつけて出かけていました。石の周りを縁取っているのはダイヤモンドのように見えるキュービックジルコニアだと思い込んでいたジョーダン。ちょうど彼女の手持ちの指輪を鑑定にもっていったところ、鑑定士は指輪よりも娘がつけていたブローチに注目。その鑑定士がそのブローチはロシア女帝が使ったと思われる、トパーズとダイヤモンドの宝石であると伝えたのです。そのブローチは最終的に2011年に32,000ポンド（約481万円）で売られました。