沿岸警備隊がとらえた無人島であるはずの島からの信号

人命救助が使命のマイアミ基地

フロリダ州管区内で、マイアミ基地は緊急時の人名救助が大きな使命です。2005年にアメリカ東海岸に大きな被害を残したハリケーンカトリーナや2010年のハイチ大地震でマイアミ基地のメンバーは人々の避難を援助し、救助活動やけが人の応急処置などで活躍をしました。マイアミの沿岸警備隊たちは海で立ち往生した船から人を助ける、海難事故の救助も仕事の一つです。定期パトロールでは彼らは大西洋沿岸からカリブ海周辺を飛び、その海域で異常がないかどうかを確認します。パトロール中に海で遭難している人や船を発見し、救助をしたケースは幾度となくあります。

1980年のマリエル難民事件

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マイアミ基地所のメンバーによる最も偉大な功績は1980年のマリエル難民事件でしょう。この事件はペルーに亡命をしようと試みたキューバ人たちがキューバにあるペルー大使館に押し入ったことを発端に、キューバから船で出国しようとした12万5千人以上の人が難民としてアメリカへ押し寄せました。もちろん国境管理の観点からその人数の難民の受け入れは簡単なことではないことは明白でしたが、マイアミの国境警備隊員たちは生命を救うことを使命に、危険な船旅でアメリカへたどり着いたキューバ難民たちを一人でも多く救うために努力しました。